2010年12月22日水曜日

暗いうちに出発

今日は、9時から都心で仕事だったので、ラッシュを避けるため、5時に起きて、6時に自宅を出発。

夜中の強い雨はやんでいたけれど、まだ日の出前。真夜中よりも、この時間の方が町が暗く感じる。家の明かりがないからだろうか。電車は座れなかったけれど、混んでいると言うほどではなく、順調に移動して、7時前に到着してしまう。

やはり朝の空気はいいな・・・。来年の目標(の一つ)は早起きにしようっと。

2010年12月15日水曜日

さぼりつつも

 ゲラチェックをしながら、ふたご座流星群をみて、とかしていたら、こんな時間。流星群は、アパートのベランダから、15分で3個くらい見られた。ふわっと近くに浮かぶような流れ星だった。

 昼間は、1時間くらいだけ弓道の練習に。去年の秋から始めて、今年の春に初段をいただいたところまではよかったけれど、その後忙しくて通うペースが落ちてしまったら、すっかり調子がおかしくなった。以前は一応、的の周辺に飛んでいた矢が、下手をすると隣の的に当たりかねない。とにかく練習。  

 今日あたりからなんとか、夏前の状態に近くなってきた・・・でも油断禁物。さぼらずに通おう。

 さぼってる話ばかりですね。

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今読んでいる本。



このタイトルの意味はまだ不明。若山牧水も恋人と旅した、南房総の布良や根本のあたりに今年の春行きましたが、とてもいいところでした。堺雅人も好き。

2010年12月10日金曜日

中国 - 万里の長城(1)

 やはり中国に来たからには万里の長城に行かなくては、ということで、北京から近くて一番行きやすい、八達嶺長城(八达岭长城:バーダーリンチャンチョン)へ。

 谷間にある入り口から入ると、両側の山に向けてそれぞれ長城が続いていく。ちょっと悩んだ末、人があまり行かない、入って左側の坂を選択。

 左側がすいている理由は、急だからなのだった。右側の坂は、幅は広くてゆるゆると続いていく(ように見える)ので、団体はすべて右側に行く。日本の観光ツアーでは、右側を「女坂」、左側を「男坂」と呼んでいるらしい。急な階段を上りながら、振り返ってみると、反対側の坂の人の多さが目に入る。「急で大変だけど…すいてるからいいよね」と言いながら登る。日差しが強いけれど、風もあるのでそれほど暑くはない。


 40分くらい登り続けて、塔のようなところへ。のろし台らしく、何百メートルかおきにある。写真では分かりづらいけれど、かなり急。


 これぞ万里の長城。見えているのは、混んでいる方の坂。7月という暑い季節なので、水蒸気のせいかぼんやりとしている。万里の長城はそのかすんだ向こうに消えていってしまう。北京から少しの場所だが、この万里の長城が続いていく先のことを想像すると、遠くに来たと思う。

 訳あって、着いたのが昼頃だったのと、坂が急で疲れてしまったのとで、1時間くらい歩いて、眺めを堪能してかえってきた。その「訳」についてはまた次回。

2010年12月8日水曜日

多摩川の黒鳥、元気です


今年の春、多摩川にやってきた黒鳥。以来ずっと、私の家からすぐそばの川岸で暮らしている。大雨で増水の時などはどうしているのだろう。少し離れた中州で眠っている時もあるが、今日は護岸ブロックの近くにいて、近づいたらじっと見つめられた。来たばかりの頃よりも、羽のつやが良くなった気がする。


どうやら餌をくれるおじさんを待っていたようだ。ぐうぐうと鳴いて餌をねだる。おじさんも「欲しいのかい?返事は?」とか話しかけている。黒鳥が食べ残して、水面に浮いていたパンくずを、セグロセキレイが器用につまみ上げていた。

今日は黒鳥にも見つめられたけれど、散歩中の犬にも二度見された。不思議な人間に見えましたか。

2010年12月7日火曜日

中国 食べ物(1)

久しぶりに更新してみたら、中国旅行の写真を一枚しか載せていなくて、それも中国じゃなく長谷部選手の写真だと言うことに気づいた。

せっかくなのでもう少し追加します。(この下↓にももう1つ記事があります)

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今年7月に10日ほど中国に行ってきた。北京+杭州+上海(万博)と、行き先はなかなか豪華。

中国に行くにあたって、一つ決めていたのは、「できるだけ現地の食べ物を食べる」こと。中国人の友人と一緒だったので、できるだけ彼女が食べるのものを食べようと。結果的には、あらゆる意味で中国の食を満喫することになった。

深夜に北京について、翌朝、北京市内の食堂での朝食。



豆のお粥。右奥にあるのは、油条という揚げパンとゆで卵。左は餃子的なもの(名前が分からない・・)私はお粥とゆで卵と油条一本がやっとで、左の餃子的なものは、友人がほとんど食べた。友人はお粥ではなく麺を食べていた。

お店は屋台と食堂が一緒になったような場所で、みんな出勤前に寄っていくか、買っていくようだった。私のこの量は少ない方。中国の人たちは本当によく食べる。

2010年12月6日月曜日

Twitter vs 愛読者カード

久しく更新していなかったこのブログ。
今日1日だけで「しばらく更新していなくて・・・」という話を2回もしたので、これを機に(!)久しぶりの更新。元気にしています。

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翻訳関係の忘年会に参加した。乾杯の挨拶で、出版社の方が「コスト削減のために愛読者カードをやめたけれど、twitterで読者のより詳しい感想がわかるようになった」というお話をしていた。

去年のこの忘年会では、twitterの話はまったく出ていなかった気がする。

どの出版社さんもPRのアカウントを持っていて、熱心に新刊のPRをしているのは知っていたけれど、そうやってtwitterで読者からのフィードバックも集めていたとは知らなかった。

積極的に愛読者カードやamazonのレビューを書く人より、知り合いに向けてちょっとひとこと感想をつぶやきたい、という人の方が多いことは予想できるので、読者の感想の全体像を把握するにはtwitterの方がいいのかもしれない。

ただ、文字数はやはり少ないし、発信する側の「覚悟」も違うので、レビューとしての質の問題はあると思う。

いずれにしろ、今年が「twitter」の年だったとすれば、来年の今頃は、何が話題にのぼっているか・・・まったく予想がつかない。

2010年7月27日火曜日

中国修行から帰りました

10日間、中国に行ってきました。

暑い中、いろいろと歩き回り、あれこれとローカルの食べ物を食べ、(お腹も壊し)、中国の人々のパワーに圧倒されていろいろと考えた10日間。いい意味で修行でした。

私は、旅行先のペースになれるのも早い分、帰ってきて、もとの暮らしに戻るのも早い。忘れてしまわないにどうにか残さねば。

写真を一枚だけ。

北京に着いた日、夜中に宿の部屋のテレビを付けると、なぜかW杯の日本-パラグアイ戦を再放送中でした。今頃、北京でこの試合を見るとは。


2010世界杯1/8」 「巴拉圭」(パラグアイ)とかいう文字が見えます。

2010年7月1日木曜日

発掘品

台所からでてきた「kupina」のリキュール。イラストから何となく推測できますが、ブラックベリー(kupinaはクロアチア語でBlackberry)。4~5年前に行ったクロアチアで買ったものらしい。すっかり忘れていました。



どうやって飲もう。ロックで試してから、ソーダ割りかな。でもかわいらしい封がしてあるので、封を切るのが惜しい。

2010年6月30日水曜日

サッカー

すっかりワールドカップにはまりました。さきほど、日本はPK戦で残念ながら敗退。でも、サッカーより野球、という私をここまで夢中にさせてしまう、いい試合をいくつもしてくれました。まだまだ、決勝戦まで試合はありますよね。続けてみていきたいと思います。

そう、野球のことはそれなりにわかる(一応プレイヤーでもあるので)のですが、サッカーとなると、私の知識は「キャプテン翼」で止まっています。それでも、今回分かったのは、サッカーは「クリエイティブ」だということ。野球ではああはいかない。物理的な自由度でもあるし、プレーのバリエーションでもある。それが魅力だということが、今回初めて分かりました。

サッカー、面白いですね。味の素スタジアムが近いので、行ってみたくなりました。

ぐっときたのは、PKを外した駒野選手の号泣。悔し泣きするほど、夢中で何かをつきつめたいです。


はらはらして、とてもお酒なしでは見られず。自家製梅酒。

2010年6月27日日曜日

小さな生き物

梅雨晴れの休日、多摩川を散策してきました。夏の多摩川は本当に生き物が賑やかです。花も、草も、鳥も、虫たちも。人と自転車であふれるサイクリングロードを外れると、(人間以外の)生き物の世界です。

きれいな緑色の幼虫がいました。緑のグラデーションが赤い花の上できれい。

苦手な人がいると思いますので、虫が好きな人だけクリックしてください。



私の家のすぐそばで、こんなきれいなものが生きていて、それが人間のためにきれいなわけではない、ということに不思議な何とも言えない気持ちになります。

2010年6月20日日曜日

熊楠と三国志 

最近読んだ本。

梅雨に入って、コケとかキノコとかに興味が沸いてきました。これまで詳しく知る機会のなかった南方熊楠。江戸時代の人だと思っていたくらい、何も知らなかった(生まれたのは江戸時代ですが)。

「クマグスの森―南方熊楠の見た宇宙」熊楠の生涯や仕事を俯瞰できます。


粘菌(変形菌)も是非見てみたい。そう思って昨日、国立の森を歩いていたときに、粘菌を探そうと思って、じっくり見ていたら、ナメクジとか、カタツムリとか、キノコとか、ヤゴ(これは川辺ですが)とか、いろいろ見つかったのに、粘菌だけは見つけられなかった。写真でしか見たことがないので、正解を知らなかったのが敗因。

三国志にも手を出しました。30巻もあるんですねぇ…まだ6巻。


人徳とか野心とか、策略とか、いろいろ出てくるけれど、一番驚かされるのは、「体力」。年中、歩いているか戦っているかで、タフすぎます。

2010年6月14日月曜日

最近の仕事:カオスとアクシデントを操る数学

新しい本です。前回の本でもご一緒した松井さんとの共訳です。



カオスとアクシデントを操る数学 - 難解なテーマがサラリとわかるガイドブック
エドワード・バーガー/マイケル・スターバード(著)
熊谷 玲美/松井 信彦(訳)
早川書房:2010/06/24

前回の本もそうですが、とても面白い本を訳す機会をいただけて本当に嬉しいです。数学って面白い。

翻訳自体はもっともっと勉強しなければ。

2010年3月30日火曜日

はこべら

アパートの敷地内に咲いているはこべら。
むかし飼っていた文鳥を思い出します。



摘んできました。一輪挿しは、陶芸家である友人のところで、陶芸体験で作ったもの。

2010年3月29日月曜日

黒鳥が来た



多摩川に黒鳥が来ました。
もう1週間くらいいます。上の写真は先週の様子。

今朝の黒鳥。動画です。







どこかから逃げてきたのでしょうか。

2010年3月24日水曜日

2010年2月13日土曜日

昔の自分に感謝

昨年末に、PCが壊れました。起動の途中で再起動して、無限にループしてしまうんです。Windowsロゴが出るので、惜しい感じはするのですが、どうにもならない。

年明けにプロバイダの修理サービスに来てもらって、ソフトウェアのエラーだったことが判明。再インストールとなりました。人生初のOS再インストール。

しかし、データ面での被害がほとんどなかったのです。

・ 仕事に必要なデータは、オンラインのストレージサービスでバックアップを取っていた。(→JustSystem InternetDisk
・ 重要度が低い過去データは、PC内の別のドライブに保存してあった。これは消えなかった。
・ メールはバックアップのために、1年以上前からGmailにすべて転送していた。
・ 写真もほとんど外付けHDDに保存していた。

「あのデータは消えちゃってたかな」と不安になっても、探せばどこかにちゃんと出てきて、「昔の自分、ありがとう!」という気分。

昨日は確定申告の作業をしていて、昨年までの帳簿類(青色申告・複式帳簿なので)のプリントアウトをしていなかったことが判明。去年の帳簿がないのは大変まずいです(私のところに税務署の調査がくるとは思えませんが)。かなり気落ちしていたところ、バックアップしていたデータの奥の方に会計ソフトのバックアップデータが。帳簿類は無事に完全復旧できました。

SFで、タイムスリップして昔の自分に実際に会うシーンがよくありますが、あんな気分です。自分がパソコンに向かって「これも一応保存しておこう…」と考えているシーンが見える、そのくらい、昔の自分に感謝です。

2010年2月5日金曜日

明日をどこまで計算できるか?



先月発売になった共訳書「明日をどこまで計算できるか?――「予測する科学」の歴史と可能性 」ですが、今日の時点で、amazonの「科学読み物」のランキングで5位。全体でも1,513位と結構上の方にいます。「科学読み物」ランキングでは、前後に福岡伸一先生の本があったりして、その中にあるとちょっとどきどきします。

発売日(翌日だったかも)に書店に行ってみると、レジの前の新刊コーナーに平積みに。どきどきしながらちょっと離れて見ていると、手にとってレジに持って行く人が!柱の影から怪しく見つめてしまいました。初めてのことです。

内容はこんな感じです。
天気予報は本当に当たるようになったのか?リーマン・ショックのような事態がいまなお起こるのはなぜか?予測をめぐる科学の発展史をおさえつつ、依然として困難に満ちたその営みの最前線を紹介するポピュラー・サイエンス。


いまだに「明日を」を「明日は」と間違えてしまうんですが。

2010年2月4日木曜日

[ことばメモ]back problem

このところ、日本にやってくるアメリカ人グループのコーディネーションの仕事をしています。

スピーキング力の稚拙さを痛感してばかりですが、やはり生きた言葉に接している楽しさがあります。今日の出来事は、「楽しい」といってはいけないのですが。

メンバーの一人(やや年配)からメールが。日本に行けないかも、という話で、その理由が、

  I have a sudden severe back problem.

…一瞬考えましたが、これって「ぎっくり腰」ですよね。「急にひどい腰痛になった」んですから。

そう考えると、「ぎっくり腰」という日本語がシンプルかつわかりやすいことに感動します。

2010年1月23日土曜日

[ことばメモ]Twitter

あっという間に広がったTwitter。鳩山首相も、ガチャピンも使っているらしい。

翻訳していると、「Twitter用語」も増えてきました。

"follow"、"follower"は「フォロー」「フォロワー」で、"tweet" は「つぶやき」ですが、次の2つは今日初めて知ったTwitter用語。

- tweep n. 
「お互いにフォローし合っている人」のこと。mixiで言えば「マイミク」でしょうか。


- tweetup n.
Twitterのオフ会。ちょっと不思議な感じもしますが、Tweetup Tokyo 09 Fallという、Twitter主催のTweetupもあったようです。

NASAはTwitterを積極的に使っていて、以前からスペースシャトルの宇宙飛行士が打ち上げ前の気持ちなんかをつぶやいていました。でも、これまでは宇宙でTwitterを使えず、「いってきます!」のつぶやきの後は「ただいま!」でした。打ち上げが延期になると気の毒です。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のフューゲルサング宇宙飛行士は、昨年8月の打ち上げが延期になるたび「今日の打ち上げも延期です」のような悲しげなつぶやきを投稿していました。結局、打ち上げ直前のつぶやきが

"Signing off again and hope to be back on-line in two weeks (and not earlier:-) )"
(またサインオフします。2週間後にまたオンラインに戻ってきたいと思います(それより早くならなきゃいいけど(^^))

でした。

今週からは国際宇宙ステーションでインターネットを直接使えるようになったようで、すぐにTwitterを使ってました

そして、2月には、ジョンソン宇宙センターで@NASAのフォロワーを集めたNASA Tweetupを開催するそうです。施設見学や専門家への質問コーナーのような普通の行事のほかに、Tweepさんたちの交流会があるところがまさにオフ会。すごいのは、これが7回目のNASA Tweetupであること。すっかり重要な広報ツールになっているようです。

2010年1月19日火曜日

小沢健二のこと

小沢健二が13年ぶりにツアー、だそうです。なんて懐かしい。

ああオザケンね、と言われればそれまでなのですが。彼が恋に浮かれた(ような)明るい曲(『ラブリー』とか)から、あっというまに内面的な曲に移っていって、『ある光』では「この線路を降りたら♪」とか歌って実際に線路を降りてどこか行ってしまったその時期が、私にとっても学生から社会人になる移り変わりの時期だったので、どの曲も切なく少し苦く聞こえるのです。

ツアーではその頃の曲を歌うらしい。行きたいような、行かない方がいいような、複雑です。

ところで、新しくできた小沢健二のサイト「ひふみよ(http://hihumiyo.net/)」が、縦書きで読みやすく、なかなか感じの良いデザイン。私が愛用しているFirefoxでみることを推奨しているのもよし(IEではみられませんでした)。少々重いのが難ですが、ほかは見た目がうるさいサイトが多いなか、とてもサイトです。

2010年1月15日金曜日

新しい訳書です



明日をどこまで計算できるか? 「予測する科学」の歴史と可能性
(早川書房)
1月22日?発売です。 共訳です。

早川書房さんのページには書影がありました。

2010年1月3日日曜日

最近の仕事


最近の仕事です。


Science Window 夏号(8-9月)
サイエンスのお仕事図鑑 弁理士 (鈴木晴佳さん)

近々、共訳書が出ますが、こちらはもうちょっとしてからご報告します。

2010年1月2日土曜日

新年あけましておめでとうございます。

2010年になりました。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

すっかり間隔が開いてしまったこのブログですが、見てくださっている人もいるようなので、今年はもう少しきちんと書きたいと思います。
少なくとも近況報告になる程度に。

フリーランスになって丸3年がたちました。これまでは、溺れないように必死で水をかいているような状態でしたが、そろそろ、長い目で見てどこに泳いでいきたいのか、そのためには何をしなければいけないのか、ということも考えたいと思っています。

「新年の目標」とたてるとだいたいすぐに忘れるので、今年は「キャッチフレーズ」でいきいます。

「じゃんじゃんやる」



「勉強する」

です。