2010年12月10日金曜日

中国 - 万里の長城(1)

 やはり中国に来たからには万里の長城に行かなくては、ということで、北京から近くて一番行きやすい、八達嶺長城(八达岭长城:バーダーリンチャンチョン)へ。

 谷間にある入り口から入ると、両側の山に向けてそれぞれ長城が続いていく。ちょっと悩んだ末、人があまり行かない、入って左側の坂を選択。

 左側がすいている理由は、急だからなのだった。右側の坂は、幅は広くてゆるゆると続いていく(ように見える)ので、団体はすべて右側に行く。日本の観光ツアーでは、右側を「女坂」、左側を「男坂」と呼んでいるらしい。急な階段を上りながら、振り返ってみると、反対側の坂の人の多さが目に入る。「急で大変だけど…すいてるからいいよね」と言いながら登る。日差しが強いけれど、風もあるのでそれほど暑くはない。


 40分くらい登り続けて、塔のようなところへ。のろし台らしく、何百メートルかおきにある。写真では分かりづらいけれど、かなり急。


 これぞ万里の長城。見えているのは、混んでいる方の坂。7月という暑い季節なので、水蒸気のせいかぼんやりとしている。万里の長城はそのかすんだ向こうに消えていってしまう。北京から少しの場所だが、この万里の長城が続いていく先のことを想像すると、遠くに来たと思う。

 訳あって、着いたのが昼頃だったのと、坂が急で疲れてしまったのとで、1時間くらい歩いて、眺めを堪能してかえってきた。その「訳」についてはまた次回。

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