スミの音楽は、歌詞は強く社会について語りつつ、 メロディーはその時代らしいブリティッシュ・ロック(グリーンランドの伝統音楽の影響もあるようですが)。メンバーがデンマークへの留学中に活動していたので、デンマークでのライブシーンがたくさん出てくるのですが、あそこで踊っていたデンマークの若者には、グリーンランド語のメッセージはどのくらい伝わっていたのかなあ。
政治的なメッセージを持ったsumeの曲が今のグリーンランドでも古くなっていないというのは、 社会問題がいまも変わらずに続いているからでもあるけど、 自分の住む社会について歌うことがそれだけ普遍的で、誰にでも響くってことなんだろうと感じさせられました。
(トランプ勝利のニュースを見ながらこれを書いているので、余計に複雑な気持ち)
「サウンド・オブ・レボリューション」は、トーキョーノーザンライツフェスティバル2017でも上映予定。
そして映画のあとは、今のグリーンランドをグリーンランド語で歌うナヌーク(Nanook)のミニアコースティックライブ。映画から引き続き、最前列でした。今回は兄弟であるメンバー2人での編成でしたが、来年2月にはバンドで来日するそうです。
英語でのステージだったけど、二人の間はグリーンランド語で、それが少し聞こえてよかったです。スミと同じように、ナヌークを聞いていても、言葉と音楽というのは一体なんだというのが感覚としてよくわかります。彼らの言葉はわからないけど、メロディーと同じように耳に入ってきました。
とても素晴らしいイベントでした。実を言うと今回のイベントは、わたしの中での勝手な「北極強化期間」(なんじゃそれって感じですが)の一環。そもそもは、ナヌークのプロモーターであるMusic Plantの野崎さんがグリーンランドに出張してるブログをみて、「グリーンランドの音楽?」と興味を持ったのがきっかけ。ほかにも野崎さんのおすすめ本を読んでみたりして。野崎さん、北極が来てますよね!
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グリーンランド語について調べてみたら、こんな動画が。
グリーンランド語、 おもしろい!(とても難しそうだけど!)
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