2009年8月28日金曜日

今日の多摩川: オシロイバナと猫 

夕方に河原に行ったら、白粉花が咲いていた。
別名「夕化粧」。夕方から咲く。
香りも強い。
白と紅があるけれど、白の方が好きだ。

 
野良猫。まだ子猫らしい。
親しげに寄ってきたわりには、
こうして写真で見るとそうでもない。
特に耳とか。

おじさんに魚をもらっていた。
なんと鮎!
猫が生魚をはじめて食べるところを見た。 

2009年7月19日日曜日

独立の誤算

フリーランスになって、2年半。おかげさまで仕事もほぼ途切れることなく(たまに1週間くらい空くのも、ちょうど良い感じで)マイペースで楽しく仕事しています。

独立は、自分ではずっと考えていたのですが、当然周りの人には言っていなかったので、退職する時にはかなり驚かれました。いまでも元の職場の人にはちょくちょく会うのですが、「辞めて大変なことはない?」とか、「後悔してない?」とか聞かれます。

まったく後悔はなく、申し訳ないほど辞めて良かったと思っているのですが、1つだけ誤算が。

自宅でのフリーランスは、夏が暑い。

ビルの中のオフィスがどれだけ完全空調だったか、ということです。小さなマンションの一部屋は、朝はあっという間に暑くなり、夜はいつまでも暑い。暑い中、家のこともしなくてはいけないし。

仕事の効率にも差し支えるので(という名目で)真剣に引越を考えているところです。

2009年6月14日日曜日

最近のしごと:「サイエンスのお仕事図鑑 (連載)」



Science Window(サイエンスウィンドウ)2009年初夏号(6・7月号)で、「サイエンスのお仕事図鑑」の連載記事が始まりました。 今回は「サイエンス・イラストレーター」のお仕事を紹介しています。ぜひご覧ください。

最近のしごと:「読める! 分かる!! 面白い!!! カガク英語ドリル」




「科学の英単語」×「科学の解説」×「オリジナル英文」と言う構成の本で、「オリジナル英文」の執筆を担当させていただきました。
7月23日発売予定です。

2009年4月27日月曜日

4月の多摩川



テントウムシが葉っぱの上にいました。
よく見ると、足を動かしたり、顔をかいたり、
身繕いをしているようです。
+


風に吹かれるオニグルミの木。
川の近くには、クルミの木が多いです。
+


昨日の雨で、小さな湿地ができていました。

2009年4月25日土曜日

[読書日記] 『春になったら苺を摘みに』 梨木 香歩 

春になったら苺を摘みに (新潮文庫)春になったら苺を摘みに (新潮文庫)
梨木 香歩




読み終わったら、急に文章が書きたくなった。子どもの時、学生時代、仕事をしてから会った人たち。生まれた街、移り住んできた東京、旅先の外国の街で会った人たち。その人たちを通して、いろんなことを知ったり、考えてきたりした。その人たちのことを書きたくなった。 (書けることと書けないことはあるにしても)

「西の魔女が死んだ」の梨木香歩さんのエッセイ。英国滞在中に暮らした下宿の女主人であり、師事した児童文学者でもある「ウェスト夫人」(=ベティ・モーガン・ボーエン)との暗しを綴ったものだけれど、外国滞在話でもなければ、思い出話でもない。梨木さんが、ウェスト夫人とその周囲の人々を通して語る、「生きていくこと」についての話だ。

梨木さんの文体は、もともと英語の影響を受けた美しい日本語だけれど(村上春樹もそうだ)、このエッセイでは特に強くそう感じた。

2009年3月3日火曜日

[読書日記] Walk Two Moons  by Sharon Creech

Walk Two Moons (Trophy Newbery)Walk Two Moons (Trophy Newbery)
Sharon Creech


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祖父母とのおかしな長い旅の道中、主人公Salが語る物語。自分と両親、友達Phoebeとその家族、祖父と祖母のそれぞれの物語が、積み重なり、交差していく。

何度も登場する"Don't judge a man until you have walked two moons in his moccasins." (その人のモカシンで2カ月歩いてみないと、どんな人かは分からない)というフレーズに、この物語のメッセージがこめられている。Salは、変わっているけれども"another version of me"(もうひとりの自分)だと感じるPhoebeを通して、過去の自分、そしてそのときの家族の気持ちを知る。

同時に描かれているのは、13歳が見る大人の世界はビターだけれど、本当の大人の世界はもっとビターで、それでも希望のある世界だということ。物語の最後で、Salはそのことを知る。

洋書を読みとおす集中力も、スピードもない私が、続きが読みたくてたまらず、とうとう残り3分の1は徹夜で読んでしまった。個人的には、SalのボーイフレンドBenにどきどきしてしまった。子ども向けかもしれないけれど、大人こそ読んでほしい一冊だと思う。1995年のNewbery medal(アメリカの児童文学賞。1922年創設)を受賞。

memo
読み終わった日:2009/03/03
語数 :54000 


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2009年2月28日土曜日

翻訳書:「イケナイ宇宙学」


イケナイ宇宙学―間違いだらけの天文常識


著:フィリップ・ブレイト、
訳:江藤巌・熊谷玲美・斉藤隆央・寺薗淳也 
(刊行日 2009/03/02)
四六判(188㎜×130㎜)ソフトカバー。408ページ。本文1色刷。
ISBN978-4-903063-29-4 C0044
定価(本体2500円+税)

初めての訳者としての本が出ました。共訳者の皆さんに助けられて、溺れかけながら対岸にたどり着いた、という感じです。

著者のプレイトさんは、「イケナイ宇宙学」(Bad Astronomy)をやっつけるべく立ちあがった!という感じで、語り口も非常に情熱的(その分、翻訳は大変でした)。ただし、「イケナイ宇宙学」に感情的にくってかかるのではなく、もつれ合った誤解を解いて、問題の本質を掘り起こし、論理的に話が進んでいきます。

↓原題は Bad Astronomy


お買い上げはこちらから。



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2009年2月23日月曜日

確定申告に思うこと

フリーランスになると、「勤め人当時は、役に立つとは思わなかった経験が、独立してみると意外に役に立つ」ということがいろいろとあるもの。その一つが、「会計作業」です。

勤め人当時は技術系だったので、経理作業は発生しないはずで、そもそも何の知識もありませんでした。それが、組合の会計を担当することになってしまい、1年間ほぼ毎日、手作業で複式帳簿をつけてました。夜中まで帳簿と格闘しながら、いつか役に立つんだろうかと疑問に思っていたものです。

ところが、フリーランスは避けて通れない「確定申告」があるのです。1年目から青色申告をしているので(控除もあるし)、貸方だの借方だの、かつて苦戦した言葉と再び格闘しています。それでも、昔の記憶が時々よみがえってくるので、何が役に立つかわからないものです。

問題は、1年に1回しかやらない作業なので、前の年のやり方をすっかり忘れていること。2年目の今年は、去年より少しだけ作業が楽になりましたが、それでもまだまだ先は長いです。

確定申告で便利なサイト:

・平成20年分確定申告サイト 申告・納税は3月16日まで・・・

・青色申告のすすめ
 On the Backstage 翻訳者のための情報源内の記事。翻訳業務の仕分けについて詳しい、1年目にとてもお世話になったサイト。(もちろん今も)


私は08年版。毎年買う必要はないですよね。


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2009年2月19日木曜日

最近のしごと:「イケナイ宇宙学」 (翻訳書)

いつのまにか、ネット書店で予約が始まっていたので、ひとまず速報的に。

イケナイ宇宙学 間違いだらけの天文常識

著者:フィリップ・プレイト
訳者:江藤巌、熊谷玲美、斉藤隆央、寺薗淳也
楽工社 



書影が出た時にまた詳しくご報告します。

昔のブログ記事

恥ずかしながら、このブログの前にも、あれこれブログらしきものを作っては、消滅させてきました。その中には、ある程度の数の記事を投稿していたものもありました。現在、そこから少しずつ(手作業で!)移行しているところです。

左の目次にある「過去に書いたもの」からご覧ください。投稿日時は、旧ブログでのものです。

2009年2月18日水曜日

最近のしごと:Science Windows3月号




Science Window3月号で、インタビュー記事を担当させていただきました。

かがくを伝える 本作りの舞台裏
岩崎書店『ちしきのぽけっと』シリーズ編集部を訪ねて
(Science Window3月号17ページ)

『ちしきのポケット』シリーズはサイズこそ絵本サイズなのですが、いわゆる「絵本」ではなくて、科学や社会のおもしろさを、精密なイラストや鮮やかな写真で伝える、わくわく「ちしき」の本です。
もちろん大人が読んでも、とても面白いし、何より分かりやすい! 

私が好きなのは、この本です。

2009年1月18日日曜日

仕事の波

独立して以来、久しぶりに会う人にほとんど必ず、「どう?仕事は忙しい?」と聞かれます。心配していただいているので、きちんと答えなくては、と思うのですが、それが結構難しい。

私のような「ひよこ翻訳者」には、ある程度の「仕事の波」があります。

年間を通してみると、8月9月はお仕事が少なめ。お仕事をくださる方も休みに入るからでしょうか。逆に、仕事が多くなるのが、ちょうどこれから3月にかけての、「年度末」。お仕事も予算も、1つの区切りですから、その分発注も多くなります。

もっと細かい周期では、1週間くらい何もないときもはあって、それが2週間目にはいると、「このまま仕事がなくなったらどうしよう・・・」と少し不安になりますが、いろんな雑用や、ちょっとした調べ物やなにやらをしているうちに、次の週には、逆に依頼が重なって、お断りしなくてはならないことも・・・。

・・・と言うような状況で、
「忙しい?」
と聞かれると、
「(今は)忙しくないです」とか「(今は)ちょっと忙しいです」とか、本当に最新の状況しか答えられなくて、申し訳ないです。

1年を平均してみると、仕事以外にも、野球をしたり、本を読んだり、散歩したりして過ごせているので、「ほどほど」という感じが一番近いかも知れません。

2009年1月2日金曜日

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

「2001年宇宙の旅」が過去になってしまったときもショックでしたが、「2009年」というのは、たとえば小学生の私にとっては完全にサイエンス・フィクションでした。私たちは、「いつかの未来」にいるんですね。

新年の恒例行事として、新年の誓いやら、今年やりたいことをあれこれと書き出しました。ただ、今年は年末にきちんと振り返れるように、リスト化してみました。少し遅いですが、「頭の大掃除」のような感じで、すっきりとしました。

それにしても「規則正しい生活をする」という目標というのは、小学生の頃と変わりません。2009年なのに。

今年やることのトップバッターとして、おしごとのウェブサイトを作りました。塩漬けになっていたサイトをリニューアルして。昔見てくださっていた方、驚かせてすみません。年賀状にもURLを書いたので、それで来てくださった方もいるかもしれません。サイトでは、昔の友人やお世話になった方々、今現在お世話になっている方々に、仕事の近況をお知らせしたいなと思っています。なかなか会えないので、ご挨拶のかわりに。

サイトはこちらです
http://www5b.biglobe.ne.jp/~remy

2008年8月5日火曜日

メディア・バイアス

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学
光文社新書 松永 和紀 (著)



食品や健康に関するメディア・バイアス(メディアによる情報の取捨選択のゆがみ(=バイアス))をあぶり出す、という本ですが、扱われているのは、記憶に新しい『発掘!あるある大事典Ⅱ』の「納豆ダイエット」のねつ造問題のような、(比較的)分かりやすい問題だけではありません。

「化学薬品」や「食品添加物」のようなリスクとベネフィットへの誤解、「オーガニック食品」や「昔の食事は健康」といった根拠のない安全神話、「マイナスイオン」のうさんくささや、「バイオ燃料」に隠された政治など、非常に幅広い問題について、具体的な「メディア・バイアス」の事例を紹介・解説していて非常に分かりやすい内容です。

ただ、この本は単にメディアの不備を指摘するメディア論の本ではありません。食品や健康を例に、科学全体の「メディア・バイアス」を生み出す社会全体のメカニズムを、メディアを観る私たちの視点から解き明かしてくれています。

そのメカニズムに登場するメディアは、「ねつ造」をする悪意だけでなく、「暴走」する正義感を持っていることがやっかいです。そして、このメカニズムには、不安感を抱えた消費者、研究者の売名行為、市民団体の思惑、さらにはそうした状況を利用する企業まで、さまざまなアクターが登場していて、非常に混沌としています。

もちろん、研究者、業界団体、メディア、それぞれに努力はしていて、そうした取り組みも紹介されています。しかしやはり、状況を変えるのは、私たち視聴者が賢くなることです。

松永さんは、巻頭でこう述べています。

ねつ造をののしるだけではダメです。情報の受け手が単純さを求めるのをやめ、メディア・バイアスを意識して、溢れる情報に疑問を持ち、質の悪いものについては「番組の途中でチャンネルを変える」「週刊誌を買わない」などと行動しないと、メディアは何も変わりません。


そして、最後の章は「科学報道を見破る10カ条」ですが、これはぜひ、本書を通読したあとに読んでほしいと思います。

科学(理科)をなぜ勉強するのか、という問いに対する答えの一つは、インチキな情報(メディアを含めて)にだまされないため、だと私は考えています。

科学教育の場でも、ぜひメディア・バイアスの影響について教えてほしいものです。